まだまだ寒いこの頃、相談室を明るくしたいとひな祭り仕様に模様替えしました。
急に春が来た感じがしました。
額縁の中のお内裏様と、お雛様はひと針ひと針、こぎん刺しの要領で刺したものです。
根気が必要ですが出来上がったときは達成感があります。
最近哀しい児童虐待のニュースが取り上げられます。心が痛くなります。
先日の読売新聞の編集手帳欄にこんなことが書いてありました。
日本語で『折檻』という言葉は親が子を懲らしめることを意味するそうですが、本来の用法は目上の非を認識させるために厳しく意見を言うことだそうです。法制審議会で親が子を戒めることを認める民法の「懲戒権」を削除する答申をまとめた。児童虐待を正当化する口実になっていると指摘されていたからである。
しつけは和裁用語で、本縫いする前に生地をくせ付けるために、弱い糸で縫うことからくる
「いい子にしようと思うあまり、強い糸で子供の個性をきちきちに縫い付ける必要はないのです。しつけ糸のように、優しくゆるやかに根気強く・・・・」
この世に生を受けてわずか数年で命の火を消されてしまった痛いけな幼子の未来はどんなだっただろうか・・・
逮捕される親の顔と顔と笑顔の写真が同時にクローズアップされるたびに怒りがこみあげてくる・・・
体罰としつけの違いについて今一度考えてほしい。